- 2023.03.22
- プレスリリース
組み込み型のものづくりサービス「Printio(プリンティオ)」がシードラウンドで8,000万円の資金を調達
工場のアップデートを進めながら、事業者のビジネスに「組み込める」ものづくりサービスを提供すべく、「Factory as a Service」としての開発体制を強化します。
組み込み型のものづくりサービス「Printio(プリンティオ)」を展開する「株式会社OpenFactory(本社:東京都港区南青山、代表取締役:堀江 賢司)」は、シードラウンドにて、New Commerce Ventures 株式会社 、愛知キャピタル株式会社、株式会社アルファ、その他法人及び個人投資家数名を引受先とした8,000万円の資金調達を実施しました。
資金調達のリリースを発表
〈Printio〉のシードラウンドでの調達を発表しました。
※リリースの詳細はこちらのPRTIMES内よりご確認いただけます
〈Printio〉では、オンデマンドプリントに特化した印刷APIを用いた「オリジナルアイテムを1個からつくる」組み込みサービスを提供しています。
また、2023年秋には、お手持ちのWebサイトに簡単に組み込めるノーコードのサービスもリリース予定で、さらに事業の成長を加速させてまいります。
今回の資金調達について
今回の資金調達は、下記の投資家を引受先としています。
- New Commerce Ventures 株式会社
- 愛知キャピタル株式会社
- 株式会社アルファ
- 個人投資家 – 佐渡島 隆平さん(セーフィー株式会社(Safie Inc.)代表 )
〈Printio〉のビジョンは「Goodであること」です。事業者やその先のユーザーにとっても、工場や工場で働く人にとっても、社会や環境にとっても、そして私たち自身にとってもGoodであることを目指して〈Printio〉は始まりました。Goodであることを掲げる以上、1度きりの現象ではなく、〈Printio〉のもたらす未来が“あたりまえ”の慣習として定着し、さらに“生態系”として循環するところまでを見据える必要があります。
組み込み型ものづくりは、「大量生産・大量消費」という既存の在り方を産業構造ごと変革します。私たちは、“必要な相手に必要な時に必要な数だけ直接届ける”ことが「ものづくりの新しい“あたりまえ”」になり、豊かなものづくりの生態系となって育まれることを信じているのです。
今回の調達した資金は、エンジニア採用・営業採用など開発体制と営業体制の両面の強化に活用します。
APIでの組み込みだけではなく、ノーコード化も行うことで「組み込み型のものづくり」をより多くの人が導入しやすい体制を構築する予定です。これからも、エンドユーザー起点での発注や、在庫を持たないオリジナルアイテムの在り方が“あたりまえ”の社会になるよう、全国の工場と共に準備を進めてまいります。
New Commerce Ventures 株式会社 / 代表パートナー・大久保洸平さん からのコメント
家業が印刷工場である堀江代表の語った「ソフトウェアにより日本のものづくり産業全体をアップデートしていきたい」という熱い思いに共感し出資させていただきました。ものづくりAPIの開発により、①ユーザーはより多様な商品に出会え、②事業者はコマース事業への参入が容易になり、③工場はDX推進・新たな商流開拓を行えるなど三方良しのビジネスを実現しています。世界的にも“embeded commerce”によるコマース事業の民主化はトレンドになっており、日本においてはOpenFactory社の皆様が推進してくれると期待しております。New Commerce Ventures一丸となり支援して参ります。
New Commerce Ventures 代表パートナー 大久保 洸平
愛知キャピタル株式会社(あいぎんベンチャーファンド1号投資事業有限責任組合)
/ 代表取締役 磯部勝雅さん からのコメント
あいぎんベンチャーファンド(愛称:金しゃち)は成長性のあるベンチャー企業への支援を通じて、地域活性化に寄与することを目的としています。OpenFactory社の提供するサービスは、大量生産大量廃棄というアパレル業界における環境課題の解決に繋がるものと期待しています。また、愛知キャピタルの母体である愛知銀行グループの取引先を含めた地域の中小製造工場のDX化推進、生産性向上にも貢献できるビジネスであり、当ファンドとしても今後一層の支援をしてまいりたいと思います。
愛知キャピタル株式会社 代表取締役 磯部 勝雅
株式会社アルファ / 代表取締役社長 高尾宏和さん からのコメント
株式会社OpenFactoryならびに堀江社長が提唱される「必要な相手に必要な時に必要な数だけ直接届ける」という概念・行為は、弊社の事業領域においても、新たな可能性を生み出すものと考えております。
Printioと店舗のPOPやチラシが手軽に作成できる弊社サービス「POPKIT(ポップキット)」はシナジーの高いサービス連携になるのではと期待しておりますし、会社員時代の堀江社長とは共に広告代理店業としてさまざまな印刷物を発注してまいりました。これからの新たなるステージで、また共に働き、事業を進めることができることを楽しみにしております。
株式会社アルファ 代表取締役社長 高尾 宏和
佐渡島隆平さん(セーフィー株式会社(Safie Inc.)代表 )
リアルな印刷業界に個別化されたユニークで付加価値高いプリンティングシステムをAPI連携で挑戦する堀江さんチームのビジョンに共感して応援させていただきました。
セーフィー株式会社(Safie Inc.)代表 佐渡島 隆平
Printio導入企業様からのコメント
株式会社スタジオプレーリー 共同代表 片山大地さま
Printio はものづくりを行う企業にとって非常に強力なパートナーです。API による自動化が便利なのはもちろんのこと、OpenFactory さんはものづくりのプロフェッショナルなので制作物の品質が高く、デリバリー速度にもこだわりを感じます。発注工数を極限まで削減することができるので、弊社としては自社事業に集中でき、顧客との対話やマーケティング等に時間を割くことができています。オンデマンド製造によって顧客ごとにオリジナルデザインの商品をお届けできるので、パーソナライズの観点としても現代のニーズに合ったサービスであり、弊社でも活用させていただいています。代表の堀江さんをはじめとしてチームみなさまのホスピタリティが高く、協力し合える心強い味方として、ともに成長していけると嬉しいです。熱烈に応援しています!
株式会社スタジオプレーリー 共同代表 片山大地
月1開催のトークイベント「Printioラボ」がスタート!
オリジナルアイテムへ込められた思い、工場の製造現場に潜む知恵や工夫など、ものづくりの面白さやオリジナルアイテムの楽しさをご紹介するトークイベント「Printioラボ」をスタート します。
初回となる2023年4月14日(金)は世界一ワクワクする印刷工場〈HappyPrinters〉にて、代表の堀江とちばによるトークイベントを実施します。初回のテーマは「ものづくり業界を印刷からもりあげる!API連携でオリジナルアイテムをつくる“組み込み型のものづくり”とは?」 です。トーク後には、会場にきてくださった方との交流会も実施します。ぜひお気軽にご参加ください。
採用を積極強化中
〈Printio〉では、オープンポジションでチームの一員となるメンバーを募集中。
代表取締役 CEO 堀江賢司 コメント
Eコマース市場は毎年拡大しており、事業者同士の競争は激しくなる一方です。
そのような中でユーザーニーズは多様化し、大量消費を前提とした「大量生産のものづくり」ではなく、よりパーソナルに対応した「柔軟なものづくり」への期待が高まっています。
私たちは、「柔軟なものづくり」を一人ひとりに合わせたものづくりを可能にする印刷(プリント)から普及します。現在の印刷業界のEC化率は4%程度と低く、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現までは道半ばです。多様化するユーザーニーズには、大量生産を前提とした非効率な受発注では対応できていません。
今回の資金調達により、全国の専門工場でつくれる多くの商品をAPIで提供できるようになります。これは、全国のパートナー工場と共に築いてきた適量生産のための効率的な受発注を活かしたものです。今後は、Webからノーコードで小ロットから大ロットまで“必要な数だけ”発注を可能にし、より多くの事業者のビジネスをものづくりでサポートしていきます。
代表取締役 CEO 堀江賢司
※代表・堀江による、起業理由を綴ったnoteも公開中です